徒渉失敗!ヒヤリの「雲竜渓谷ハイク」無事終了!

雲竜渓谷名物の「裏側に入れる氷柱」。
この日は湿雪がうっとうしい一日でした。
気温が緩んでくる季節は危険で、このように裏側には入れません。
登りはじめの林道。
このときはまだ雪が降っていませんでした。
いくつかある徒渉地点。
この姿勢もちょっと不安定。
ふつうに歩いたほうがグリップしてくれます。
(落ちたのはこの方ではありません。) 
雲竜渓谷の見所のひとつ「友知らず」。
ここまで来ればあとは15分くらい。
「裏側に入れる氷柱」から雲竜滝のほうに移動。
奥が雲竜滝です。上部がガスに隠れてスゴミがありますね。
子どもたちが楽しんだヒップソリ。
この頃は降雪もやんで、ひと息つけました。
2/8(日)、8名のご参加者(うち2名が小3の女子)と地球野外塾スタッフ2名あわせて10名で、みごとな氷瀑で名高い日光市の雲竜渓谷ハイクを実施、無事終了しました。

この日は弱い寒冷前線が日中に通過するという予報どおり、11時前からおよそ3時間にわたって湿雪が降りました。谷間だったせいか風は吹きませんでしたが、雪がやむとすぐに気温が下がり、寒冷前線通過に伴う典型的な気象の変化を体験しました。
あいにくの条件でしたが、参加者のみなさんの装備は過不足なく、感心しました。

雲竜渓谷は単調な林道歩きが大半ですが、洞門岩の先からは徒渉が何カ所かあるラフな地形になります。
水深はせいぜい20センチくらいなので徒渉に失敗しても通常は靴をぬらすくらいで済むのですが、おそらく「ぬれたくない」と力みがでたのでしょう、おひとりが徒渉に失敗して横倒しになり、全身ぬれました。
まだ先は長いので、低体温を防ぐためにもすぐに着替えなくてはなりません。
ここで用意していたツエルトが大活躍。
この方は用意周到で着替え一式をおもちになっていたので、対応は素早く済みました。
アイゼン(または滑り止め)をつけたままで岩のうえに足を置いたとき、どれくらい保持するのか感覚がわからず、あわてたようにもお見受けしました。
ほんとうは意外に食いつくんです。
これからは徒渉前にアイゼン(または滑り止め)をつけたまま露岩を踏んでいだたく小練習をする必要があるな、と痛感しました。

降雪はいよいよ激しくなりましたが、順調に歩を進め、昼過ぎには雲竜渓谷の大氷柱をみて圧倒されていました。
そうですよね、なかなか来る機会はないですから。

降りしきる降雪のなか、下山はみなさんすばやかったです。徒渉に失敗してぬれた方も、それがトラウマになることなく、幾度もの徒渉を果敢に越えていかれたのには感心しました。こういう切り替えがとても大切です。
そして、大人たちの下りのスピードに増して早かったのは、子どもたちのヒップソリ!
凍りついた林道をピューンと滑り降りていきました。
彼女たちが一番楽しかったのはヒップソリだったそうです♪

後日ご参加いただいたお母様からメールをいただきました。
こんにちは。先日は娘を連れて行って頂き、ありがとうごさいました!
本人は帰ってから興奮冷めやらぬ様子でいろいろ話してくれました。
氷柱のトンネル、ソリで帰りにびゅーんと行ったこと。

娘が嬉しそうに話す様子を、留守番組の息子がちょっとしれっとしながらも、興味深く聞いていました。
実は、朝娘が出発してからしばらくして起きた息子は、「一緒に行きたかった」とシクシクと泣いていました。
昼頃に東京で雨が降り始めた時には「お姉ちゃん、大丈夫かな?」と彼なりに日光に思いを馳せていたようです。
連れて行ってあげたかったな、と思いましたが、これはこれで良い経験かなと思いました。
これからのモチベーションにつながりそうです。

来年は親子三人、夫が行ければ家族で参加したいです。

協力的な三英タクシーさんの配車も順調で、都心に19時に戻ってくることができ、この活動を無事終了することができました。
今回のヒヤリを教訓に、みなさんがさらに実力アップできる内容で今後の活動を実施してまいります。

ご参加者の皆様、ほんとうにありがとうございました。

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