「はじめての木登り・ツリーハウス」無事終了♪

この場所が難しい。またとーっても疲れる。
それでもくやしくて何度も挑戦した男の子。
スポッティングの意味を理解してすぐに実践できたお母さん。
なんの変哲もないシーンのようですが、それぞれにバランスが必要です。
集中してフライパンから具材を飛び出させずに炒める。
わっぱの中に各自で盛りつけたお弁当。
ご飯は品川区防災課からいただいた災害時備蓄米。
熱湯さえあればあっという間に炊けるので、大重宝。
お姉ちゃんとお母さんと、ツリーハウスのなかのボク。
みなさんが床に就いた後の熾き火とツリーハウス。
昼ご飯後の休憩は、お母さんやお兄ちゃんと離れてひとりブランコの上で。
ピューンと下りてきました。お疲れさま!
先週末の6/14(土)から15(日)にかけてのべ21名様のご参加者(うち11名が小4から3歳までのお子さん)と2名の地球野外塾スタッフで実施した「はじめての木登り・ツリーハウス」が無事終了しました。

当日は梅雨の中休みとなる最高のお天気。
空気が乾燥していたので、日陰に入ると涼しさ満点。
就寝中のツリーハウスは寒いくらいでした。

木登りはハナモモの木々と栗の木で行いましたが、小さなお子さんはどの木もはじめの二股までがハイステップとなるので苦戦していました。
お尻を押したりしてあげて二股によっこいしょと登ると、かなりご満悦の顔が(笑)。
はじめ、この活動を企画したのは鋸山での体験が楽しかったのがヒントとなったのですが、木登りだけではなく、ブランコやターザンロープなどにも冒険性を見つけ出して楽しんでいました。

最近、つくづく感じさせられるのは「場」さえあれば子どもたちは自分で遊びを見つけるし、それを大切にしてあげたいということ。
現段階で難しいのは、参加費をいただく活動として広く訴求するためにはなんらかの「フック→参加したいという気持ちをつき動かすしくみ」が必要だということです。
近い将来、地球野外塾の活動のしかたがこうしたブログをとおして浸透して、たとえば「奥武蔵・日帰り遊び」なんていうざっくりとした表現でも地球野外塾を信じてくださる方々がご参加いただけ、さらに当然のことながら充実した一日を過ごしていただけるようになればなあ、なんて夢想してしまいます。

そんなことを考えているためか、どうもこの活動についても詳細を記す気持ちになれません。
子どもたちは自分たちがしたいように木に登ったり、岩に登ったり、料理を作ったり、焚き火をしたり、ブランコしたり、ハンモックにねそべっていました。

そうしたなかで、私たちスタッフの役割はというと、ご参加者が自分で考えて自分の安全を守る気持ちになるように促すこと、そして進行の流れをときどき調整することくらいです。

私たちがもっと自然体であればご参加者自身の判断がもっと増え、自分で判断して行動する反復練習となります。
そしてその反復練習こそが「自主・自律・自立」そして「想像と創造」の基礎となるということを、子どもたちの遊ぶようすを見ていると思うのです。

後日お母様たちからメールをいただきました。
木登りではとても良い体験をさせて頂きありがとうございました。
今までにない緊張感とくやしさで、親子共々、本当に良い経験でした。
次の日は息子も私も筋肉痛で大変でした。
息子はブログの写真に自分が写っていて大興奮でした〜。


翌日の月曜日、子どもたちは1晩寝るといつもどおり。若いですね(笑)。
母の私は身体の動きが1日ぎこちなくなっていました。筋肉痛バリバリです。
仕事中に何度も「痛い・・・」とつぶやいてました。

思っていた以上に力を使うんですねー!なんていうか、一番大きな木に登ったとき、ロープがあるとはいえ、やはり命の危機(?)を身体が感じたのか、火事場の馬鹿力とまではいきませんが、必死だったんだと思います。
普段使わない筋肉を使ったかんじでした。

今は川遊びや木登りも気軽にできないので(もちろん安全が第一ですが)、地球野外塾さんがこういった活動を考えて下さるので、いつもうれしくて飛びついてしまいます。
子ども達にも体験させてやりたいな、と思って参加しているのですが、親の私が望むような参加を強要してはいけないな、と思って、気を付けるようにしています。
野外塾さんは子ども達の脱線もあたたかく見て下さっているように思われますので安心して参加できます。

あらためてご参加者の皆様、そして活動をサポートしてくださった施設の方々などにこころから御礼申し上げます。