初夏の「奥多摩ナイトハイク」無事終了!

街はまだ黄昏時でも、森のなかではヘッドライトが必要です。
ヘッドライトを点けて地図を読み込む。 
小4男子、すばらしい調理のセンス。
ふだんも料理が大好きなんですって。
ご参加者のみなさんが作った夕食。
お米は品川区防災課からいただいた災害時備蓄米を使いました。
短時間で確実に炊きたてご飯が作れるので安心。
2種の炒め物(豚肉とタケノコの甜麺醤炒め/初夏の野菜とソーセージのクリーム炒め)を
ご飯といっしょにレタスに包んでどうぞ。
日の出山山頂からは好天に恵まれて素晴らしい夜景でした。
蠍座、白鳥座、魚座、大熊座などメジャーな星座が「どーん!」
夜明けは4時半と早い。
それでも子どもたちも起きてきて一日のはじまりに見入っていました。
朝食は焼きたてのパンケーキをオムレツやイチゴの砂糖漬、ベーコンなどといっしょに。
森林整備が進んで明るくなった尾根を元気につるつる温泉へ下りました。
5/31(土)夕から6/1(日)午前中にかけて、18名のご参加者様(うち7名が小中学生)と野外塾スタッフ2名あわせて18名で、初夏の奥多摩ナイトハイクが無事終了しました。

これらの日は、この時期としては記録的な猛暑だったため、いつもは泊まる山小屋のなかでは薪ストーブが恋しいのですが、ほとんどストーブ要らずでした。
でも、薪のにおいはなんといっても山小屋のスパイスですよね。
薪ストーブがない山小屋なんて、気抜けした炭酸飲料みたいですもん。
少し肌寒く感じた早朝にストーブ焚いたら、一気に山小屋らしくなりました。

ナイトハイクでもルートファインディングするのはもちろん参加者ご自身です。
地図を用意して、大きな目標物や建造物などを目安に地図を整置することをからだで覚えていただくようにしました。
御嶽の山上は複雑に道が入り組んでいますが、ほぼ正確に地図に記されています。
面倒がらずに地図を読んで、スタート直後から現在地を把握していれば、低学年の小学生でも行程中の現在地を的確に指し示すことができます。

午後8時に無事山小屋に着いて、そのまま夕食づくり。
非常にセンスがいい男の子がいて、具材がたくさん入って重くなった中華鍋をじょうずにコントロールしながら炒め物をしてくれたのには驚きました。
ほかの子どもたちのサポートもしてくれて、大助かり。
こういうお子さんが世の中にはダイヤモンドのように潜んでいるもんですね。

一夜明けた朝食では、社会人の女性たちがオムレツを焼くのにこれまた素晴らしいセンスを発揮しました。
お聞きしたら、オムレツづくりははじめてだそうです。
オムレツの語源どおり「すばやく」調理できるので、朝食のメニューに加えたい、と喜んでくださいました。

お腹いっぱい朝ご飯を食べたあとは、一路つるつる温泉を目指すだけです。
日の出山からつるつる温泉ヘは、意外にいやらしい下りが待ち受けています。
「山では転倒することは大けがをしたり、死んだりする恐れがある危険をはらんでいる」ことをお伝えしたあとで下りの注意点をお話ししたところ、都合3回コロんだひとたちがいましたが、全員ケガなく温泉まで下りきりました。

無事故って、なんてステキなことなんでしょう♪
楽しく無事故で山や海や川から帰ってきて、次に自然のなかで遊ぶことを夢想することができるのは、忘れてしまいがちな大きな幸せのひとつです。

ナイトハイクではご参加者様に2つのことをお伝えしました。
1 明るいうちに行動を先読みした準備を済ませること
2 絶対に転ばないように細心の注意を払うこと
です。
ときどき思い返して、これからもステキな山歩きを楽しんでくださいね。

後日山小屋ファンの母娘さんからメールをいただきました。
いつも通りご飯も美味しかったし、満天の星空が見れて最高でした
秋の澄んだ星空が次は見れたらなと思っています(娘)
リピーターの方も多く、話も弾みo(^o^)oナイトハイクでした。
新たなメニューにさらにバージョンアップされた朝食もとても美味しい食事でした。
また時間を作って参加したいと思います。(母)

あらためてご参加者のみなさまに御礼を申し上げます。