寄り道を楽しむ「東京湾フェリーで行く鋸山ハイク」無事終了♪


鋸山はツツジが咲き始めていました。
車力道の切り通しは鋸山のアクセント。
車力道の途中に二名良日さんが作ったツリーテラス。
「さすが!」の安定感で、子どもたちも楽しんでいました。
このハシゴの上にはテラスがあり、寝袋ひとつで泊まりたいくらい。
ところどころに残る丁寧な石組に歴史を感じます。
「パラダイス」で蔓のブランコを楽しむ女の子。
ハイジみたいでしょ。お母さんたちもみんなハイジになっていました。
「パラダイス」では木登りも楽しめます。
ジャミングのひとつ、バックアンドフットはふだんやることがない動きなので苦戦。
でも彼女はすぐにコツを覚えてトライしていました。
こういう新しい動きを体験するのはたいせつなことです。
「パラダイス」で切れた蔓を丸く配して土俵に見立てた親子相撲。
ありふれた瞬間のようでありながら実は貴重な瞬間だと思います。 
採石場で子どもたちが歌ったのは「アナと雪の女王」。
ほほえましく、同時にどこか荘厳でした。
下山中に見下ろす浜金谷の町。とおく久里浜が望めます。
5/3は好天に恵まれて8名様(うち小学生が4名)のご参加者とスタッフ2名あわせて10名で「東京湾フェリーで行く鋸山ハイク」を実施、無事終了しました。

ご参加者のみなさんがまず驚いていたのは、(おそらく期待以上に)フェリーが快適だったこと。
子どもたちは「ずっと乗っていたいなぁ」とつぶやいていましたが、その気持ちはよくわかります。
だって、この活動を思いついたのも、私自身が東京湾フェリーの魅力にイチコロになったためなんですから。

40分の船旅のあとに着いた金谷港では、いつものように地図を渡してご参加者のみなさんに山まで案内していただきました。
そしていつものようにたくさんの寄り道があって、標高300mの見晴し台につくまで2時間くらいかかりました。
すばらしい景色と、ほどよい風になでられながら昼食ととった後に、地図に表記された頂上を目指しましたが、その途中で思わぬ「パラダイス」があったのでそこで大寄り道。
その「パラダイス」とは、木から伸びる蔓(つる)がたくさんある、ちょっとした広場です。下見時にも通っているのですが、そのときは曇っていたせいかこの場所の魅力に気づきませんでした。
「こんな場所がもし近くにあったらなぁ」と思えるようなすばらしいところでした。
木もれ日が射し込んで、自然な腐葉土がクッションになっていて、適度なひろい斜面があって。
ここで木登り、蔓を使ったターザンごっこやブランコ、相撲やレジャーシートを使ったソリ遊びなどをしているうちに時間は過ぎていきます。
頂上はもうすぐですが、頂上は展望が開けていないし凡庸なので、頂上に行くのと、ここで遊ぶのとどちらかよいかを選んでもらったところ、ここで時間いっぱいまで遊んだあとに採石場を経由して下山しました。

採石場ではそのスケールの大きさにみなさん驚いていました。
子どもたちはすぐに横一列になって「アナと雪の女王」を歌いはじめました。
それがコロシアムのように三方を垂直の壁に囲まれた広場によく通るのでした。

採石場への途中ではモリアオガエルの産卵の現場にも遭遇して、びっくり!
光彩模様の大きなメスに2匹のオスがしがみついています。
いつも思いますが、山に行くと小中学生が教科書で見ることを実際に体験できる機会がほんとうに多いことに驚かされます。
たとえば、木の蔓といっても実際に見たり、遊んだりするお子さんがどれくらいいることでしょうか。
見たり知ったりしたことを実際に体験するのは、とっても大切なことです。

地球野外塾のモットーは「楽しく自然から学ぼう」。
これからもご参加者のみなさんにとって楽しい発見や興味深いヒントになる機会に出会えますように。
ご参加者のみなさん、当日はほんとうにありがとうございました。


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