イータパワー専用鍋とSOTOウインドマスターの相性。

SP社のOD缶にSOTOのバーナーにプリムスの専用鍋。
イケナイ組み合わせを実験中。もちろん換気はじゅうぶん。
イータパワー専用3L鍋底にウインドマスターのオプションゴトクがフィット。
イータパワー専用2L鍋底にもウインドマスターのデフォルトゴトクがフィット。
プリムスのイータパワーEFトレイルという高効率バーナーを使いはじめたことを先のブログに載せましたが、このバーナー用に3L容量の別売専用鍋があります。
こいつもいっしょに買いました。
もともとついている2.1Lの鍋が、この3Lの鍋にすっぽりと収まるから「いいな」と思って。10人以上の大所帯を預かるキャンプもありますから、ねんのためです。
でも、その鍋を使える専用バーナーがひとつなのに、鍋ふたつあってもひとつは脇役だな、という感じがしてました。

それを解決してくれたのが、SOTOのウインドマスターという小型バーナー。
風に強いというレビューをみて、購入決定。

購入後気がついたのが、ウインドマスターにオプション(別売)の大鍋用4本ゴトクを付けて先の3L鍋を載せたときの噛み合わせがバッチリなこと。まるで計ったかのようです。
さらにうれしいことにウインドマスターに付属してくるデフォルトの3本ゴトクと2.1L鍋の底もばっちり合うのです。

試しに今日、3L鍋とウインドマスターの組み合わせで屋外で2Lの水を沸かしてみました。
水は水道からでたままの常温で、若干の風がある条件です。
すると、オドロキの4分10秒という時間で沸き上がりました。
イータパワーの専用バーナーを使ったときよりも早いくらいです。

イータパワー専用の鍋は、もともとほかのバーナーと合わせて使うことは(日本代理店によると)厳禁。
理由は大量に一酸化炭素が発生する恐れがあり、とくに熱効率を高めるフィンの部分に直接火が当たると一酸化炭素がどんどん生成されるようです。
しかし、この3L鍋についてきた英文説明書をみると、フィンの部分に火が当たることは禁止マークが出ているのですが、ほかのバーナーで使うことをとくに禁止しているようには思えなかったのでチャレンジしてみました。

フィンつきのこれらの鍋と合うバーナーの条件として重要なのは
鍋のフィンに直火が当たらないよう炎が直上するタイプであること
であり、使用環境は
たっぷりと換気できる場所で使うこと
なのではないか、と判断しました。

一酸化炭素発生のリスクを管理すれば、この組み合わせで高い燃焼効率を保ちながらイータパワーシステムの短所である組み立て時の手間を省き、鍋+バーナー本体の総重量を軽量化できます。

最近、アウトドア用品においては「禁止」という文字が多く見られます。
実際、製造物責任を問われるので、メーカーは過敏にならざるを得ないでしょう。
とくにバーナーなどボンベを使う製品は間違った使い方をすると(たとえば炭を熾すのに使ったり、熱が非常にこもる使い方をしたりすると)破裂などの致命的な被害が出る恐れがあります。また不完全燃焼による一酸化炭素中毒も死亡につながります。
しかし、上記の相性は換気をじゅうぶんにして眼に見えない一酸化炭素発生に注意さえすれば、おそらく「イケる」組み合わせでないかと思われます。

今後、これらの組み合わせの事前テストは、ソトカフェのように多くの方々がすぐにホットドリンクを楽しめるよう配慮すべき環境下で真価を発揮するでしょう。
(2014.5.1加記)

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