閉山後の富士山、新五合目で門前払い。

須走にある富士浅間神社の狛犬。めずらしく子連れです。
わが子を千尋の谷に落として試す獅子を表しているのでしょうが、
私たちを試す富士山の神様に見てとれて苦笑しました。
御殿場温泉会館の駐車場から一瞬見ることができた富士山頂。
正直、くやしい。
9/2の登頂を目指した「閉山後の静かな富士山」は、7名の参加者と3名のスタッフあわせて10名で9/1夕に予定どおり出発しましたが、9/2未明から朝にかけて横風と本降りの雨が続いたために参加者の安全確保のため、富士宮口新五合目から引き返しました。

9/1正午時点での9/2の予報は、9/1夜半から天候が回復して日中は「晴れ時々雨」。
雨雲レーダーでの予報でもそれほど悪くなりそうになかったのです。
ただし、東風が吹くようになったため、独立峰である富士山の東面に雲がかかりやすくなっていました。

9/1・19時に御殿場で集合して大規模入浴施設で仮眠。
9/2未明にそこを出発して新五合目に向かうときには雨がやんでいました。

が!
朝3時前に新五合目に着いてからは風を伴った散発的な本降りに遭遇。
そして、4時過ぎからは継続的な本降りに。
頂上往復をするための時間を差し引いたデッドラインの6時でも降り止まぬ風雨によって、中止を判断しました。

そのあとは、須走にある浅間神社にみんなでお参りをして、御殿場駅から近い御殿場温泉会館で入浴。

入浴したあとは、大広間でまったりしながら唯一の集合写真を撮りましたが、なぜだかみなさんいい笑顔。
ここでお見せできませんが、中止になったのに「どーしてそんなにいい笑顔?」って感じ。

会館から出てきたら、速い速度で流される雲のあいだに、一瞬だけ富士山頂が。
今回、たった1回限り見ることができた山頂でした。

日本最高峰の富士山。
昨年は台風で中止になり、今年は登り口で門前払い。
なかなか手強いですね。

来年はもう少し時期を遅らせて、9月中旬〜10月初旬に行いたいと考えています。

みなさん、ほんとうにお疲れさまでした。
今回はほんとうに残念でしたが、日本一の富士山へ「静かな時期に」必ず再チャレンジしましょうね!