ひとは「目標を追う」生き物なんですね(しみじみ)。

ホールドに突き刺した!ワンコをレスキューするのを楽しんでくれた3歳の女のコ。
お父さんお母さんを「口説いて」1クール20分×2回もチャレンジしてくれました。
本日も、DAVOS横浜店のクライミングウォールにてクライミング体験をサポートしてまいりました。

13時から17時すぎまで、36人の「お子さん」が引きも切らずで、あっという間でした。

なぜ「お子さん」とわざわざカッコをつけたか、というと、親御さんがいっしょにクライミングを楽しむケースが皆無だったからです。

ちっちゃなお子さんが「お母さんといっしょに登りたい」といっても「お母さんはいいから」といってお子さんだけ登るケース。
スカート履いているのでなければ、こんなときにはゼヒごいっしょに、とお勧めします。

子どもと同じ体験を共有することって、とっても大切だと思います。
だから、大人の方にとって「とるに足らないこと」や「アホらしいこと」でも、アホになってやってみることで子どもは安心するし、子どもとの貴重な共通の思い出ができます。

お父さん、お母さん。
子どもが「いっしょに○○してよ」といってくれる時期は、あっという間に過ぎてしまいますよ。

本題から逸れてしまいました。

子どもにとって目標設定もたいせつです。
DAVOSさんでクライミング体験をサポートするようになって、私たちもかなりこのことについて体験的に学習しました。

小さなお子さんにとって「いちばん上まで登ってみよう」は論外にしても、「ここまで登ってみよう」でもなかなか明確な動機づけができないらしいことに気づいたのです。
自分から「登ってみたい」とお父さんお母さんのそでを引っ張っているのにもかかわらず、少し登れないとめげるんですよね。
5.9(これからはninerと呼びましょうか。MTBの世界に倣って。)クライマーの自分はよくわかりますよ、君たちのキモチ(笑)。

そこで登場したのが、ワンコのキャラクター人形。
これをホールドの上に置いて「○○ちゃん、あのワンコを助けてあげて」というと、目の色を変えてその目標達成に向けて努力するのです。

この豹変ぶりは劇的で、驚かされます。

ひとは、生まれもって目標をクリアしたい生き物なのかもしれません。
もし、子どもたちがやる気を失っているようなときには、目標の設定があいまいではないか、または間違っているのではないか、というアプローチが問題を解決できるかもしれませんね。

子どもたちには、いつも教えられます。
ありがとうございます。

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