「定番」は時代を超えて輝く。

今日は横浜地区のアウトドアショップへおもむき、秋から来春までの活動案内パンフレットを置かせていただきました。

いつもお世話になっているDAVOS横浜店で、スタッフの方にパンフレットを託してから、少し立ち話。
こういう機会も、たいへん勉強になります。

今シーズンのアウトドアウェアのトレンドは、昔からデザインを変えない「定番」が人気だということです。
そんな話をしているあいだにも、若い男性がカウチンセーターをお買い上げ。
カウチンセーターは、カナダの先住民族であるカウチン族の手編みセーター。
素朴で、ウイットがあって、一生使えるほどじょうぶです。
それにしても、しばらくぶりにカウチンセーターを見ましたが、わずか数分でお買い求めになっていったのには驚きました。人気なんですね〜。

宇宙学者・故カール・セーガン氏がドキュメンタリー番組「コスモス」で着用していたカラーも健在!
そして、この秋に人気があるというのがシェラデザイン社のオリジナル60/40マウンテンパーカ。
カラーバリエーションもディテールも70年代のまんま、いまなおUSメイドです。
ひと頃は、スーツのうえにこのパーカを着たビジネスマンもみかけました。
それくらい使い回しが効いて、いつでも羽織りたくなる超定番。
チャコールグレーと黒のバッファロープレイドが人気だそう。
さらに根強い人気を誇っているのが「重鎮」フィルソン社のシングルマッキーノクルーザージャケット。
ゴールドラッシュの時代、鉱夫の酷使に耐えられるような機能と耐久性を備えた、まさにワークウェアの王様です。
バージンウール100%で緻密に織られたフランネルのような布地は、はじめはまるで「板」のようですが、着ていくうちになじむと、寒さや障害物から自分を守るシールドのようになります。
もちろん、頑固にUSメイド。
自分がフィルソンの製品にオーラを感じるのは、ポケットフラップのうつくしい曲線と、厚くツヤあり塗装を施されたボタン。そしてみっちりと織り込まれた布地の贅沢感。
これらは、ともにフィルソン製品の不変のディテールです。

フィルソンの製品の本当のスゴさは「男をカッコよくしてくれる」カットと縫製です。
細めの男性でも、太めの男性でも、フィルソンの直線的なラインが体型をうまくフォローしてくれます。こんな製品はなかなかないですね。
無骨で所有欲をそそるタグ。

おっと、野郎のことばかりになってしまいましたが、今年こそ雪山デビューしたいと考えている女性への情報もありますよ。
DAVOS横浜店にはアウトドア用品のリサイクルコーナーがありますが、そこでステキな製品を見つけました。
塗装のはげもほとんどなく、即戦投入OKのCAMP製クランポン。
CAMP(カンプ)社のカラフルなクランポン(アイゼン)です。
雪面に食いつきやすいよう出っ歯なのに、トータルで8本歯にして軽量化し、さまざまな長さの靴に合うように調節が効いてワンタッチ装着できます。
足首に回すリーシュバンドは、なんとレインボーカラー。
こんなに楽しげなクランポンは、現行の製品ではそうそうお目にかかることはできません。
仲間からゼッタイに注目される装備になりますよ。
状態がよいユーズドだから、即戦投入できてしかも安いんです♪
2セットありましたから、気になる方は明日は会社を半休して(笑)DAVOSへ直行?

さまざまな名品が一堂に会して、こころに火をつけるのがDAVOS。
DAVOSはオンラインで製品を買うこともできますが、やっぱり店頭でサイズとディテールをよく確かめて、納得の一生ものを手に入れることをオススメします。

お店の場所は… → こちら!

Doors "Light My Fire"
シェラデザインのマウンテンパーカが発表される前年の1967年にヒット。

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